HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

ライブ堪能

渋谷ライブハウスSARAVAH TOKYOで行われたExpression Live。

出演者の面々は以下の通り。

朱雀たたら(横笛)、大多和正樹(和太鼓)、新澤健一郎(ピアノ)、鳥越啓介(コントラバス)、駒澤れお(パーカッション)

朱鷺たたら(横笛)さんは一時師事した事がある女性の笛吹き。
彼女の奏でる音は、どこか厳しさを感じるもので私は大好き。
久しぶりにライブにおじゃましたが第一印象はずいぶん貫禄ついたなあ、と。
彼女の舞台衣装は和をベースにしたオリジナル。
笛を持つ手がとても美しく見える作りだ。
演奏はさすが!その音に酔いしれました。
口の形を凝視してしまいましたが、今度まねしてみよっと。


新澤健一郎しんざわ・けんいちろうさんはピアノ・キーボード奏者、作曲家・編曲家
1968年4月3日東京生まれ。東工大大学院建築学専攻修了。
私は初めてでしたがそのジャジーな音作りは独特で、思わず引き込まれてしまう。
自分の世界観を持っているプロの演奏はやはりすばらしい時間を過ごさせてくれます。
ピアノの弦を直接手でかきならしたり。

鳥越啓介(コントラバス
高校時代、吹奏楽部に入部しコントラバスを弾き始める。
高校卒業後、社会人の傍ら地元のビックバンドなどで活動。
96年脱サラ、97年上京。
いやあ、この人のコントラバスもすばらしい。
ループエフェクトを使ったソロはコントラバスという楽器の可能性を開拓する野心に満ち溢れたサウンド
セッションの最中も弦を弓でたたいたり、ライブならではのいろいろな発見もなかなか楽しい。

大多和正樹(和太鼓)99年 富士山太鼓祭り「大太鼓一人打ちコンテスト」最優秀賞。
和太鼓を使ったドラムセクションというイメージだろうか。
つきつめて行くと和太鼓って何?という難解なテーマにぶつかる。
和太鼓奏者というよりは和太鼓ドラマーというジャンルができつつあるのかも知れない。
何はともあれそのグルーブ感は超一流というのは間違いなさそうだ。

駒澤れお percussion日本におけるアフリカンミュージックシーンの先駆け。
ギターで歌を歌い、アフリカの木琴で歌い、ジャンべを叩き、アフリカンドラムをバチで打つ。
素手で太鼓を打つのは手に相当な負担がかかり、壊死寸前までになったそうだ。
かつてプロのパーカッショニストスリランカの太鼓打ちは、毛細血管が切れて手が血だらけになると言っていた。
アフリカの木琴はとても不思議な響きをしていたなあ。
木琴の下には共鳴用のひょうたんが並び、どこか金属的な乾いた響きがして、アフリカの大地を感じさせてくれる音だ。

ライブ全体を通して、プロの凄まじさを実感させてくれる素晴らしいものでした。
舞台の上で交わす目配せや笑顔、たまの苦笑いなど、息の合った生の演奏を堪能いたしました。