HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

成長の果実は誰が喰う?新しくもない資本主義経済

自分が子供のころ、生活が今のように豊かになるとは想像できませんでした。

冷蔵庫は木製の氷冷蔵庫。

台風が来ると必ずと言っていいほど停電しておりました。

子供たちは自動車の後を追いかけて、うす青い排気ガスの「かぐわしい」香りに酔っていたものです。

車なんぞは高嶺の花で自己所有できるなんぞは夢にも思っておりませんでした。

 

嘘のような所得倍増計画とか、私は嘘は申しませんと言った池田首相のだみ声が記憶に残っております。

高度経済成長、GNPが世界一の経済大国になり、バブル経済に沸いた巷に札が舞うような信じられないほどのハチャメチャな世界も知っております。

 

当時から食糧自給率はとっても低かったのですが、食糧はわざわざ作らずとも手っ取り早く外国から買えばよい、という安易な風潮がまかり通っておりました。

生産拠点は賃金の安い海外(当時は中国)へ、安い労働力で作ってその利ザヤを稼ぐという経済構造でした。

その頃思ったのは、そのうち後進国も発展するだろうし、それにつれて賃金もアップしていったらどうなるんだろうと。

実際にそうなりましたが、中国はもっと貧しい国、ベトナムミャンマーに下請けをさせ利益を出すようになります。

 

乱暴な言い方をすれば、世界経済は先進国が利ザヤを稼ぐネズミ講のようなもので、いつかは破綻する日を迎えるのではないのか?と。

 

農家の努力ではなく地球温暖化で北海道の米がうまくなったとかアホな事をいう政治家がいるようですが、まったくもって情けなや~。

こんなのをいつまでも放置しておく国民も恥を知るべし。