HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

オリンピック・パラリンピックで語られるべき事

アフガニスタンアメリカ軍完全撤退でタリバン勢力が復活、大混乱が起きてます。

 

1979年に当時のソ連が反共産主義勢力鎮圧のため武力侵攻、それ以来米ソの対立の影の舞台となり国が荒れて行きました。

アフガニスタンのメイン経済は農業と牧畜との事、凶弾に倒れた中村哲医師は経済振興の農地を生む水路建設に文字通り生涯を捧げました。

実際はというとヘロインの原料になるケシ栽培が大きな産業になっているようです。

 

1980年に行われたモスクワオリンピックソ連アフガニスタン武力侵攻に異を唱える国々がボイコット、金メダル確実と言われた柔道の山下泰裕選手が涙をのんだ大会になりました。 

ソ連のアフガニスタン侵攻/アフガニスタン撤退 (y-history.net)

 

今回のTOKYO2020は新型コロナ禍に見舞われ、1年延期、ぎりぎりまで中止が叫ばれておりました。日本国内でもテレビ観戦が主体となり収支的には大赤字、世界的にもイマイチ盛り上がりに欠ける大会となりました。

ガースーは大会の成功を自画自賛しましたが内閣支持率アップには結びつきませなんだ。

誤解を恐れずに言えば、選手のために開催したオリンピックという印象か・・・。

 

さてパラリンピック、新型コロナ禍下で出場資格を得る国際大会等に参加する事すらできない貧しい国があります。

日本が金メダルラッシュに沸くようになったのはスポーツ環境がかなり整った結果ではないのかと。

練習できる環境を持つ豊かな国は圧倒的に有利なわけです。

競技用車いすは30万円~、一か月の家族の生活費が1万円の国の選手にはキビシイ。

 

オリンピック・パラリンピックでは厳然とある世界の経済格差の問題も語られるべきと思います。

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