気記名列奴 満会不氏府雄世似徒葉場 万葉集乃事斗故多舳留
聞き慣れぬ マンエフシフを世に問はば 万葉集の 事と答へる
※マンエフシフ=マンヨウシュウの古語表記
万葉集、確か高校の古文でやった記憶はありますが、その頃は古文ほど退屈な授業はなかったような。
授業中に早弁している生徒もいたように思います。
古文の先生も退屈なお人で、時間消化型の何とも気の入っていない授業だったため、
古文への興味は全くと言っていい程起きませんでした。
そんな中、一句だけ覚えさせられた万葉歌があり、今でも暗唱できます。
「多摩川に さらす手作りさらさらに 何ぞこの児の ここだ悲しき」
当時は何ぞと習いましたが、何そと濁らないのが正しいようで。
意味はとっくに忘れていますが、
多摩川にさらす手織りの麻布のように、なんと我が子の愛おしい事か
という東歌(あづまうた)に分類されるものという事が「判明」しました。
万葉集の時代にはまだ平仮名が成立しておらず、万葉仮名という漢字の当て字がなされていたとか。
原文はこのようなものでした。
多麻河伯尓 左良須弖豆久利 左良左良尓 奈仁曾許能兒乃 己許太可奈之伎
この万葉仮名については習った記憶がありませんが、忘れているのかなあ。
今思うに、高校の古典の授業がもっと面白おかしければ日本人としの教養がぐっと深まって
いたのではなかったかと残念に思います。
世界史にしても、予備校で受けた授業はとっても面白かった事を記憶しています。
単に年表暗記ではなく、歴史上で起こった事が地球規模で影響し合っているという内容で
この授業のおかげで人文地理的発想力を身につける事ができたように思えます。
やっぱり教育(の方法)はとっても大事ですね。
新元号は色々な意味で日本という国に気づかせてくれる功績はあるようですが
中身は何も変わっていないのに表面だけで変わったと思わせるものにはご注意。
平成饅頭や令和饅頭が売れているそうで。
饅頭に 令和の刻印押すだけで 新しものと 思わせる案(餡)