埼玉のチーム、指導を始めて1年になります。
もう1年続行することになり、4月から月に1回お邪魔しています。
さて、今年の目標は「カタチを決める」「テンポを意識する」の二点に決めました。
先月、初めて舞台を拝見しましたが、打つスタイルがバラバラ、打ち込みが足りない印象を受けました。
打つスタイル、特にバチの動きが揃っていると見ていても気持ちがよく、
高さや開き具合、角度が同じだと統率感が取れていて音も揃って「見え」ます。
コンテストで審査員をやらせてもらったりしていますが、この「揃う」というのは
団体での演奏に課せられる大事な要素の一つだと思っています。
いわゆるシンクロするというやつでしょうか、シンクロナイズドスウィミング(名称は変わった?)や
新体操、マスゲームなどはその統率感とものすごい練習量が見てくることが感動を呼びます。
太鼓も団体演技、団体演奏なので舞台では統率感は求められてしまう。
統率感が取れていると舞台に上がった時、観客に、あ、この団体はなかなかやるな、
という第一印象を持ってもらえます。
そんな意味で、「歓喜」の曲には打ち始めに全員がバチを揃える、という要素が盛り込んであります。
バチは垂直と平行を保つ、これを意識する事。手を上げた時のバチの位置や高さ、間隔は
チームの皆さんで決めるように伝えました。
まずは「カタチ」を決める事。
今回からは個人に対するアドバイスに力を入れて行く事を考えています。
個々の長所、短所を見抜くという難しさはありますが、それを的確に指摘できれば
レベルを上げる事に結びつく事を期待。
今回は宿題を出しました。
下拍子のタンタカタンタン×2+タンタカ×4を繰り返し打つ。
手の訓練とテンポ感を養う事ができるのではと。