HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:指導の始動

埼玉の太鼓団体の2回目の指導に行ってきました。

月に1回のペースでお邪魔する事になっています。

前回は初めてという事もあり、お互いお見合いみたいなところがありました。

前回お渡しした譜面、「寿司喰いねえ」と「ソロフレーズ集」、少し練習してもらったようですが

まだこなれるところまでいたっていないようでした。


譜面を渡すと、その通りに打たないとならないと思われがちですが、

この二つの譜面はあくまでも打ち方のヒント、指針になるモノなので

譜面通りに打つ必要は全くない事をお伝えしたところ少しホッとしたような。

新しく曲を覚えるのはとても負担になりますから。


前回やった基礎打ちのおさらいを一通りやり、その上でいよいよ「歓喜」へと移行、

譜面をお渡しし、1/3くらいまでやってみました。


まずは「おろし」、これは二人一組でやります。

一人でやればそう難しくないのですが、これを二人でやる事で間合いや掛け合い、

息を合わせる事が必要になり、とてもいい練習になります。


次に取り組んだのが下拍子。

締め太鼓が1台しかないので、長胴でタンタカタンタンを4人で重奏をやります。

1番、2番、3番、4番とワンフレーズずつ重なって入って行きます。

これを7人で連続して回します。

音は途切れずに回して行けました。

タンタカタンタンがまだスムースに打てない初心者の方もいますが、

これは数多く打ってもらって慣れるしかありません。


引き続き両手打ち、2分、4分、8分、16分を。

この時に「打つ」のではなく「引く」要領を伝えましたが

「引く」意味合いがまだ完全に理解できないようです。

この「引く」という感覚もある程度経験を積まないとわからない要素だと思います。


次は左右の強打とクレッシェンド。

小さい音を出すのがまだ不得意のようで、打ち始めは聞こえないくらいの音を出せるように、

小さい音を出そうという気持ちが大切な事をお伝えしました。

基礎打ちはここまで。

次回は声出しと音の受け渡しをやる予定です。


後半、曲練を。5月10日に演奏会があるとのことで、「ぶち合わせ太鼓」をやりました。

今の所仕上がりにはまだまだまだまだという感じです。

締め太鼓では下拍子を打っているのですが、まだ完全に曲がモノになっていないため、

下拍子の音とズレズレになっちゃってます。

持参した鉦でテンポ出しをしてみましたが、それ以前の状態でした。

まずはじっくり猛練習をお願いしたいところです。