太鼓の音を構成する重要な要素の一つとして、音の強弱があります。
強弱なのか、大小なのか、表現に悩んでいましたが、今日、その違いを発見(?!)しました。
音の大小と言った場合、その意味は端的に伝わります。
大大小小大小大小
でも、なんか機械的で、それだけという感じが。
さて、強弱と言った場合どうでしょうか。
強強弱弱強弱強弱
意味は通じます。
前から思っていたことは、強はわかるにしても、弱はないんじゃない?ということ。
弱々しい音は太鼓に似合いません。
そこで思いついたのは、強く打つ、弱く打つ、という表現方法です。
大小では伝えられない「気持ち」を含める事ができるのではないかと。
弱く打つ、というのは単に小さい音を出すのではなく、
小さい音を出そうという「気持ち」を働かせるのが大事。
機械的な音ではなく、気持ちで音を制御する、
それには「小」ではなく「弱」の方がいいのではないかと思う次第。
強い気持ちで弱い音を出す、大事だと思います。