HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:禁句

太鼓の練習中に発する禁句を設定しました。

「違う」という一言です。

曲練をやっていて、そこは違う、あんたが違う、動きが違う、というのはやめにしようという提案。

違うという言葉の裏には、私は正しい、あんたが間違っているという言葉の毒が含まれています。

違う!と言い放たられるよりは、ここはこうじゃない?と導いてくれる方がどれだけ救われるか・・・。

あんたが違うから全体が合わない!それは確かにそうなんだけど

そう言われて傷つかない人はいないものと。

音を合わせるためにこうしてみよう、というフォローが効果的なんじゃないかと思う次第です。

頭ごなしに違うというより、本人に気づかせて自ら努力する道筋を示してあげる事が重要なのでは。

そのためには手本となれる実力が必要となります。

たとえ初心者でもできないあんたに言われたくない、というプライドは誰にもあると思うので。

違う、というなら言える資格を持て、ちゅう事ですね。

違う、と言い切るのにはそれなりの覚悟をしていただきたいと。

そんな事から、違う!というのは禁句にしようという発案です。

かつての指導者に

自分の音を聞く、人の音を聴く、皆に合わせる、ということを教わりました。

皆に合わせるというところは、たとえ間違ってもその人を睨んではいけない、というものでした。

練習中に間違えたりすると、キッと睨む人がいたりしますが、それはやってはいけない事、

間違えた方もよくわかっているだろうし、それが演奏会であってもお客さんは気がつかないものです。

それでも明らかにテンポずれたりするととても迷惑な事も事実、

ずれてもよしとするのではなく、皆で目標を決めるのも良いかも知れません。

いついつまでに、これができるようになろう、というわかりやすい目標を設定し、

お互いに努力しあう、助け合う、そんな雰囲気が生まれてくれることを切に願います。

そのための第一歩として、違う、はダメです。