HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

音の受け渡し

前回もやった音の受け渡し練習、復習する意味で再度挑戦。
 
ドコドコドコドコを輪になって一人づつ回して行きます。
 
10人いたのですが、そのうち二人はあきらかにテンポが上がってしまいます。
 
こちらがタンタンタンタンと地打ちをしているとそれを追い越して行ってしまいます。
 
この地打ちに合わせる(修正)する事がまだできないようで、
 
これは自分のクセに自ら気がついて耳と手と感覚の訓練を自分でやるしかないと思います。
 
この練習は実はそのためにやっているようなもの。
 
皆で太鼓を打つわけですから、一定のテンポをキープするのは基本中の基本ですから。
 
今回はとてもいいポイントが二つありました。
 
一つは音を受け取る人の顔を見る、音を渡す相手の顔を見る、という事をやってくれた人がひとりいた事。
 
他の人たちは音を合わせるのに一生懸命で、そんな余裕はありません。
 
太鼓を見つめていたり、天を仰いでテンポを刻んでいたり。
 
その人は音を渡す時もニッコリ笑って。
 
でも隣の人にはそれが見えません。
 
アイコンタクトや笑顔はとても重要な要素、
 
日頃の練習で日常的にやっておかないと本番ですんなりできるものではありません。
 
これをやろうとしたばかりに肝心な音出しをとちったり、本番で実際あった事です。
 
そしてもうひとつは渡す時に掛け声を出す人がいた事。
 
我々が教わった御諏訪太鼓は、声は合図!と何回も言われました。
 
特に音を受け渡しする場面では必ず声を出します。
 
さあ、渡すぞ、はいよまかせとけ、という感じで、音のみではなく気持ちのやりとりをする。
 
今回の音の受け渡しの練習ではその事を確認する事ができました。
 
実践するかできるかはそれぞれの人の心構えがどうかですが、
 
皆が正面向いたまま無表情で打つ太鼓はコワイ事を自覚していただければと感じてます。