HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:感謝

我々の持ち曲に「感謝」という曲があります。

自分たちのチームが誕生する元となった和太鼓公開講座を主催した高校和太鼓部顧問の作曲によるもの、

顧問は仏教に帰依しており、感謝や報謝の心を生徒たちにも伝えていたようです。

今は他の高校に異動しています。


ある時、この感謝の曲を練習している時、

指導者から「この8回繰り返されるフレーズの意味を考えた事はありますか?」との問いが。

実はこの繰り返し、ちょっとしつこいんじゃないかとは感じていましたが、

この問いに我ながらハッとしました。


曲名は「感謝」、繰り返しの中に作曲者の思いが込められているんじゃないだろうか・・・。

顧問は演奏会で曲を紹介するときに「太鼓が打てる事への感謝、太鼓の牛の皮や木は命があったもの、

それらの命に感謝、こうして皆さんが聴いてくれる事への感謝、様々な出会いに感謝・・・」と。

この繰り返しの部分はそれらの感謝を一つづつ確認するところではないか、と考えるようになりました。

「太鼓そのものに感謝、太鼓が打てる環境に感謝、太鼓を打てる機会に感謝、太鼓の仲間に感謝、

太鼓を演奏できる事への感謝、太鼓を通じて成長できる事への感謝、太鼓を支えてくれている人に感謝、

そして生きとし生けるものに感謝」


曲を練習していると、遅いだの早いだの、どこそこを間違えたのだのとお互いやりあっていますが、

もっと根源的にお互いを思いやる太鼓じゃないと話にならんのじゃないかと思う次第です。

所詮どんぐりの背比べ、どんぐり同士で足を引っ張りあったって何も生まれません。


そんな事で(?)「どんぐりコロコロ」を課題曲として息を合わせられる練習を始めました。