先日、スマホのメモ帳をいじくっていたら過去のメモを「発掘」しました。
その項目は太鼓の「演奏」について。
そこにはこう書いてあります。
太鼓の演奏とは「演じて」「奏でる」こと。
演じることは身体的・視覚的表現、奏でることは音楽的・聴覚的表現。
つまり、太鼓は音楽であると同時にパフォーマンスでもあり、
視覚的なもの=「見た目」と聴覚的なもの=「音」が一体となった芸能である。
私が伏せ打ち(太鼓の面を水平に近い状態で置く打ち方)にばかり
こだわりたくない理由がその見た目にあります。
伏せ打ちはパフォーマンス性に乏しいと思うから。
横打ちや斜め打ちは体の使い方が変則的なため、いろいろな見せ方ができる可能性が広い。
関東の斜め打ちの盆太鼓などはその典型で、バチを回したり投げ上げたり、跳んだり回ったりと
見た目の華やかさが印象的です。
また、最近よく見かける担ぎ桶、自在に移動しながら太鼓が打てるため演出性が高い。
太鼓はメロディーが無い分、演じて奏でることに注力しないと観客が飽きてしまう可能性が。
音ももちろんですが、見た目もバッチリ決めたいもんです。