ゆうきちの下拍子をやりましたが、打ち始めてすぐ二の腕がパンパンに。
下拍子用の締め太鼓がかなり立ち気味で、この角度の締めは打ち慣れていないため
いつものように反動を使って打つ事ができず、腕が疲労こんぱいになってしまいました。
締めが立ち気味なのは、しゃばたきの時に締まった音を出すためで、
はずんだ軽い音にならないようにしてあります。
この角度の締めの下拍子はこれからの慣れが必要なようです。
しゃばたきの下拍子はなんとか行けそうな感覚ですが、本番までに本曲の仕舞いを理解して
それに合わせる練習をしなければ。
個人打ちの構成も徐々に固めつつありますが、今日初めて皆のタイムを計ってみました。
自分ではそんなに打っているつもりはなかったのですが計測値は4分30秒前後でした。
八丈個人打ちはまったくの独り舞台なわけで、構成・作曲・振り付け・演出・演奏をすべて自分で
やらなければなりません。
その分制約はないといってよく、自分の世界観を思う存分表現できるすばらしい太鼓だと思います。
最近、「演奏」ということばをとても重要なものとして捉えています。
演じて奏でること、八丈太鼓は横打ちのため演じる事がかなり広範囲にできる太鼓、
体の向き、腰の高さ、何と言っても左右の手の違いが伏せ打ちと比べると圧倒的に表現の自由度が高い、
観て楽しめる太鼓だと思います。
水平の面ではなく垂直の面を叩くという事もバチの重力配分に微妙な影響があるのかも知れません。
先輩方の八丈を観ていると魔法のように思える時もしばしば、なんであんな音の塊が出て来るんだろうと
不思議です。
これからじっくり研究できる八丈太鼓であります。