太極拳もだいぶこなれてきました。
新年に新たに一式から始まった太極拳、第九式の単鞭(タンビエン)、
第十式の雲手(ウンシオウ)まで進んでまいりました。
単鞭は左手をムチのように使う技、かつて佐藤金兵衛師の道場を訪れた時にいきなりこの単鞭を
体験する事になったのを覚えています。
肩を後ろからバシーと打たれ、その威力に仰天したものです。
また用法としては、手の平を開いた状態で、上から相手の頭を攻撃するものとも教えてもらいました。
頭は丸いものなので、拳で打っても点と点が接することになり、ツルリと滑ってしまう。
手の平だと丸い頭全体を捉える事ができ、もっと恐ろしいのは鞭のように振り下ろす勢いで
頭だけではなく頸椎迄損傷を与える衝撃を与える事ができると。
また相手の顔を打つことで急所である鼻にダメージを与えることも可能。
いやはや、健康にはほど遠い武術の世界感がありました。
今の教室はそこまで教えてくれないのでちと物足りない・・・。