太極拳もだいぶ形を覚えて来ました。
今習っているのは楊名時(ヨウメイジ)健康太極拳で、拳法とは違い健康体操としてのもので
本場中国の24式制定拳とは微妙に違うところはありますが、名称や順番は基本的に同じです。
一時期、拳法としての太極拳を習うのに道場に通った身の上からすると、
どちらかというと不健康でも(笑)武闘派の太極拳にあこがれみたいなものがありまして・・・。
簡化24式太極拳のそれぞれの形は元々は拳法の防御や攻撃の動きからきており、
その意味を理解しつつ太極拳をやるのが一番と思っています。
形や動きには必ず合理的意味があり、今やっている健康太極拳には少々不満があるのは事実、
しかしながら健康太極拳なのだからそれ以上は求めない、というスタンスで続けています。
例えば、手揮琵琶(シオウホエピーパ)=両手で琵琶を抱える形、は
右手で相手の右手首を掴み、左手で相手の二の腕を押さえる、というもの。
一種の関節技とも言え、左手で強く押さえ込むと相手の肘関節を折ることも可能。
という事は左手の高さは相手の肩よりも低い位置となりますが
今は左手の高さは自分の顔の前に構える、と教わります。
理屈から言うと実戦的ではないと思われます。
琵琶を抱える形、言葉の響きはとっても美しいのですが、その実状はオソロシイ。
そんな事を思いながらやっております・・・。