4月に入り、太極拳も第一式から始まりました。
毎回始める前に白板に四字熟語にて書かれた太極拳の要点を学びます。
平目平視、沈肩垂肘・・・。
体の軸は垂直を保ち、回転は軸がぶれずに水平に。
骨盤や肩は常に水平にある、腕は伸ばし切らずに肘に余裕を持たせる。
これは拳法として力学的、物理的に完成された理論の集大成だと思います。
太鼓をやる場合の体の使い方にも共通するものがあり、興味が尽きません。
ちょっと残念なのは、健康太極拳のため、その理論を深く掘り下げないこと。
腰や肩を水平に保ちましょう、で終わってしまいます。
重心や力点がぶれないよう、こちらの体勢を崩さずに相手の力を受け流すために水平を保つ、
攻撃する際に、力を無駄なく安定して伝えるためには体の軸をぶれないようにする、
という理論がそこにはあるのですが、今の教室はそこまでは教えてくれません。
これを教えてもらえると護身術にも使えると思うのですが残念。