HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:脱力という難題

10月の深沢神社演奏を控え、昨日は久しぶりに指導者を迎えてまずは基礎打ちを。

今月から新人が参加のため、基礎打ちを丁寧に行っています。

繰り返し脱力が鍵、といい続けていますが本当に理解している人はまだいないようです。

このキーポイントを伝えるいい方法を探らねば・・・。

今思いついたのは野球のバットを加工してバチ状にすること。

バットの尻にはすっぽ抜けを防止する握りがあり、

これにより手の握りに力を入れずにバチを持つことができそうです。

恐らく、バットのこの尻のところを包むように軽く握るのが一番よさそうに思います。

バットバチを垂直に保ちつつ、手をあげてそこから真下に引き下ろすと手の平を支点として

バチが自然に回転し太鼓の面に効率的に打ち付けられるのでは、と思う次第。

通常のバチではすっぽ抜けが怖くて力が入りどうしてもバチの握りをゆるくできません。

それが手や腕に伝わり全身の脱力をしにくくしているのではと。

これは八丈太鼓にも共通するところで、八丈は力ではなくバチの慣性を利用して打つシーンが多い。

バチの尻を持ってバチを振るとその慣性打法が最大限活かせます。

通常の位置(バチの尻を指三本分ほど残す)でバチを握ると無意識でもバチを支えているため

バチが自由に手の中で動くのが制限されてしまいます。

まあ、口で言われてもなかなか理解できないもの、

自分の経験則から学び取って行くしかないのかも。

そのためには2~3年はかかるものと思います。
(新人を除いて皆さん4年以上経ってるんですけどネ・・・)

残念ながら真の太鼓馬鹿の集まりではないのでそこはもうあきらめの心境ではありますが

どうせやるなら皆で楽しく打ちたい。

それには社会から評価され、やる気を出すことが大事、

評価されるにはそれなりの実力が必要、

実力をつけるためには練習が必要、

練習のためにはやる気が重要、

という無限ループがこの先も待ち構えているようです。

優秀な新人が風穴を開けてくれる事を祈ります。