ひとつは脱力が大事と強調したのですが、私の打ち方を見ていた受講者から
打つ瞬間は力を入れるのでは?という質問が。
確かに指摘された通り、バチが太鼓に触れる一瞬前にバチを握ってます。
もっと正確に言うと親指と人差し指で支えていたバチを小指から薬指、中指の順で瞬時に握る。
こうすることでバチが暴れるのを防ぐとともに親指人差し指を支点に手元で握る分バチ先が振れます。
5cmにも満たない動きですがその分バチ先のスピードが増し、瞬発的な力も付加されるため
音量も増加、鋭い音を出す事が可能になります。
初心者の場合は打つという気持ちが先行して肩に力が入り、手もしっかり握りしめてしまう。
このため上記の動作ができないため、音も硬く、音の限界も早くきてしまいます。
脱力を強調しましたが、今後はバチを握り込む事もフォローする必要がありそうです。
これは高級テクニックのため、2年くらいかけて習得する性質のものではありますが・・・。