HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

締め太鼓の打ち方

締め太鼓は創作太鼓で使う場合は三丁掛け以上が望ましいとされています。

創作太鼓はそれなりに打ち込みも激しいため、並付けや二丁掛けでは太鼓が持たないとか。

今は鉄締め(ボルト締め)が普通になりました。

お祭りのお囃子系の締めは、設置の角度が比較的急だったり、または水平に近かったりしますが、

創作系は鉄製の台が開発されたりして、打ち込みしやすい角度になるようになっています。


バチは朴の木などの比較的軽いもので、樫などの重く硬い木は響きも重くなルため向いていません。

また、バチ先が細くなっているタイプが多くみられますが、

これは締め太鼓の面がさほど大きくないため取り回しをよくするため。

また、バチ先の形状も先端が丸かったり、面取りが小さいタイプがあります。

前者は響き(粘るような音)、後者はアタック音(軽快な歯切れよさ)がその特徴です。


バチのグリップは小指と薬指でホールドし、親指と人差し指の間に軽く置くイメージ。

親指と人差し指の間が上を向き、腕は自然に伸ばしてそっと添える感じです。


また、親指と人差し指でホールドする打ち方もあります。

この場合は逆で小指、薬指は添えるイメージ、細かいフレーズの場合などは小指、薬指も参加させます。


打ち込みは、一打一打きちんと打ち込む事。

バチが流れないように、太鼓の面で、バチの残像が残るイメージ。

きちんと腕を振って、小手先で打たない。

締め太鼓の場合は太鼓の芯を狙う場合が普通のようです。

これは締め太鼓の特徴として音の残響よりアタック音が得意なためです。

長胴太鼓で試してみるとわかりますが、太鼓の芯を打つ時と、芯から5cmほどずらして打つ時とでは

太鼓の残響時間が異なります。芯を打つ場合、残響が短くなります。


打ち方は、他の太鼓と同じで、バチを含めてムチの動き、力まず脱力。


締め太鼓は下拍子を担当する事が多くフレーズも細かいため、

打ち切るためにはかなり持久力も必要とされます。

2〜30分の打ち込み練習も取り入れた方が良いかもです。

以上、締め太鼓の研修での受け売りですが、

自分たちのチームでも、締め太鼓を正式に練習した事がありません。

最近は、感謝という曲の下拍子、タンタカを一人で打てるよう練習を開始しました。

まだまだ慣れていないため、途中で腕がパンパンになったり、手がもつれたり・・・。

締め太鼓、課題です。