先回の練習で、下拍子のパートを皆でやりました。
下拍子は締め太鼓で打つ場合が多く、細かいフレーズで構成されています。
タンタカタンタン×4/タンタカタンタカ×2/
タカタンタカタン×2/タンタカタンタカ×2/
タンタンタンタンタンタカタッタ
を繰り返します。
手が馴れていないとなかなか思うように打てません。
特にタンタカとタカタンの切り返しは要練習です。
でもこの二つのフレーズはとても似ていて全然別ものという不思議な関係にあります。
タンタカタンタカ・・・・タカタンタカタン・・・・という別物のフレーズと認識して打つのですが
実はタンタカ/タンタカタン/タカタン/タカタン・・・と手は同じものを打っているのです。
どこで切るのかの違い。
ずーっと打ち続けていると同じ物になってしまいます。
ところが面白い物で、脳ではこのふたつはまったく別物として捉えています。
タカタンとタンタカという二つ。
馴染みのある口唱歌にするとドコドンとドンドコの違いです。
ドコドンをずーっと打っているとどこかでひっくり返ってドンドコになっています。
同じなのに別物、メロディのない太鼓の面白いところかも知れません。
今、みんなにソロパートの課題を投げかけていますが、この二つのフレーズを自在に打ち分ける事が
できるように修練するとかなり応用範囲が広がります。
特に難しいフレーズを考えなくともこの二つとその他を組み合わせればそれなりのソロのできあがり。
次回はこのフレーズにわかりやすいコトバを当てはめたものをヒントで出してみようかと考えています。