ソロフレーズ、組み立てるのに苦労する人は多いと思います。
まずはどう打てばソロになるのか見当がつかない・・・。
私が八丈太鼓を習い始めた時も同じ状況でした。
八丈太鼓は下拍子以外はすべてアドリブでのソロ演奏、日頃練習していないとその場でアドリブはと~~~ってもハードルの高いものです。
私が作った「歓喜」や」「応援太鼓337」には必ずソロパートが盛り込んであります。
太鼓は決まった曲を皆で打つ、というのが普通ですが、八丈太鼓にはそれがありません。
先日高校の太鼓の最後の授業が終わった際、授業を受けた生徒の感想を聞きました。
担任の先生曰く、和太鼓はもっと格式や決まりごとが厳しい世界と思っていたけれど、ソロの創作など個人の自由度が高い事に驚いたと。
決まっているものを覚えて打つ、これは基本ですが自分なりの個性を発揮する、というのも大事な要素と思っているので、それを感じてもらえたのは正直嬉しかったです。
さて、話を戻しましょう。
ソロを構成する要素として7つの基本フレーズを伝えています。
◎◎/。。/◎。/。◎/〇●/●〇/●●/
ドゴ /トコ/ドコ/ トゴ/ドン/スド/スス/
※◎=大、。=小、〇=中、●=打たない
この7つを自在に組み合わせると立派なソロフレーズができあがります。
以前紹介した「寿し喰いねえ」の練習曲もこれで成り立っています。
ドンドコ/ドコーコ/ドコドン/スコドコ
口唱歌は
みんなで/いこうよ/かいてん/おすしや
これをもっと分解すると
ドン/ドコ/ドコ/ーコ/ドコ/ドン/スコ/ドコ
となり、とても単調な音の組み合わせ、繰り返しでできていることがわかります。
ソロの場合はこれらの単純な音が無意識に「手が打ってしまう」状態になるまで練習します。
アドリブも執拗な練習の上に成り立ちます。