HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓祭り西日本大会

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日本太鼓協会主催の太鼓祭り西日本大会から昨夜遅く戻って参りました。

結果は太鼓教会HPに速報が載っています。

ジュニアの部優勝は大府太鼓一会(いちえ) キッズクラブ、準優勝は永平寺龍童太鼓。

大府太鼓一会は2012年にできた小学生以下で構成される愛知の太鼓団体。
子供らしからぬ演奏で、聴衆を魅了していました。
バチ先まで全員が揃っている、音や声がきちんと出ている、構成や動きに工夫がある、
等々、今回は審査員の目でチェックさせてもらいましたが文句なしの出来映えでした。
準優勝の永平寺龍童太鼓は構成に工夫があったものの、衣装がうるさいという印象を持ちました。
舞台で衣装が目立ち過ぎるというのも考えものかも知れません。

成人の部の優勝は転輪太鼓 打乱漢 獅闘~SEED~、こちらも愛知の太鼓です。
演奏内容は圧巻の出来で、会場を感動の渦で満たしていました。
自力で海外遠征もこなしており、こちらも文句なしのハイレベルな演奏。

二位以下を大きく引き離しての優勝でした。

大太鼓の部は会場を沸かせたのが小学校1年の高松三蔵君。親子での出場でした。
太鼓の構成や、技量も大人にひけをとらない演奏でしたが、いかんせん音圧と身長が不足。
中学生くらいになれば日本一も夢ではないでしょう。
優勝は原岡若輝氏、間の取り方がちょっと気になりましたが大太鼓を見事に鳴らしていました。
準優勝は井澤竜也氏、天城連峰太鼓のメンバーで今年で三回目の挑戦との事。
優勝者との差は殆どない切れ目の無い演奏で音圧も構成も申し分ない出来でした。

ゲストは地元の志だら、奥三河の太鼓で地元に伝わる民俗芸能をベースにしている創作和太鼓の
集団です。こちらも海外公演を数多くこなして、日本の太鼓を世界に紹介しています。
集団で打ったり、個別でそれぞれ違う楽器で音を構成したり、一つの太鼓の方向性を示していました。
和の音はどちらかというと、合奏を不得意としているのではないか?と思っているので
個の適度な重なり具合はとても興味深かったです。

やはり色々な太鼓を見るととてもいい勉強になります。