以前にも書きましたが、太鼓の演奏は「生」でないとあの音圧や振動は伝わって来ません。
これらは太鼓の大きな魅力の一つだと思います。
でもそれを不可欠とすると、動画で観る時はその要素が排除されてしまいます。
全体の構成や、姿カタチもサマになっていないと映像から太鼓の感動は伝わらないのでは?
映像でも成り立つ太鼓演奏、それは音楽になっているかどうかではないでしょうか。
祭り囃子、ラジオから流れて来るその音は、姿がなくても成立しています。
元々は神楽のBGMとしての音のため、演奏の姿カタチは求められていないのですが
それ故に音楽になっています。
その点、創作和太鼓は音の迫力が前面に押し出され、
音楽的要素が忘れられている演奏も多いような気がします。
音圧だけに頼らない太鼓演奏、動画で観ても感動が伝わる演奏、
今後の太鼓に求められる要素かも知れません。
しかしながらこういう太鼓を演奏している団体はすでに存在していて
天野宣氏の指導する太鼓は太鼓以外の楽器も使いますが、音のみで音楽になっています。
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