曲は先日の深沢神社や慰問と同じ構成です。
太鼓の入り捌け等、同じにしておいた方がばたつかずに済みますから。
三つまとめて集大成、といったところでしょうか。
曲の内容もだいぶこなれてきて、細部にいたるまでの確認の必要性もだいぶ軽減して来た感じです。
理想は演奏前に段取りだけ打ち合わせをして本番に臨めるようになる事ですがあと300年くらいかかるかも。
中高年は覚える端から忘れて行きますから・・・。
通し練習を何回かやり、その都度問題点を洗い出して行きます。
とにもかくにも反復練習、修正すべき箇所をしっかり把握して何回か繰り返します。
始めからできる人はいないのでできるまで繰り返す。
また、やる前から無理だと決める人もいますが、それはできるように工夫すればよいわけで
まずは何回かやってみて解決策を自分で見つけて欲しいものです。
今まで何かを人に教えるテレビ番組や、つたない経験からわかってきたのは本人に気付かせる事、
いくら口で何回言っても結局わからない(わかろうとしない)わけで、改善すべき点を自ら見つけて
己の意志で克服しない限り本当に身に付かないものだという事なんだと思います。
気付いてもらう有効なヒントは出せますが、結局直すのは自分ですから。
そのためには現象より理由をわかってもらうのがいいヒントになるようです。
なぜこう打たなければならないか、なぜその動作が必要なのか、ただこう打ちなさい、と言われても
本人は本当に理解していない。動きをマネするだけに終わってしまいます。
マネの動きから感動が伝わることはほぼありません。
そこには魂がこもっていないから。
この動きとこの音でこれを伝えよう、という気持ちを表す事が太鼓の演奏には不可欠。
先般の御諏訪太鼓の講習の時に曲の意味を先輩たちが後輩に伝えていない事が露呈しましたが
これは恥ずべき点だと思います。
今回の練習でも新人が二人参加しているので、作曲者の意図をなるべく伝えるように心がけました。
曲想や下拍子が訛る理由、掛け合いの意味、鳴り物の重要性など。
新人たちはとても素直で、今後の伸びがとっても期待できます。