HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:詩の朗読とコラボ

ことばの玉手箱という目黒区主催の詩の朗読イベントにて太鼓で参加いたしました。

去年初めて参加し、今年もお声がかかりました。

去年と同じメンバー、私とチームのメンバーとその娘さん(深沢高校和太鼓部OG)の三人構成、

今回も「ことばと太鼓」といテーマで臨みました。

15時開催で前半は参加者が詩の朗読を発表しあいます。

16時から太鼓のお時間、今回は最初に「しあわせなら太鼓叩こう」で皆さんにも参加してもらい

お互いの緊張感をほぐすことから始めてみました。

しあわせなら手を叩こうドンドン♪の歌を皆で歌いながら太鼓のリズムに乗ってもらいます。

しあわせなら足鳴らそう・・・しあわせなら太鼓叩こう・・・三番まで進みそこから三人のソロ回しへ。

最後に、しあわせなら態度で示そうよ、そーらーみんなーでー手ーをーたーたーこーーードンドン!!

で終わります。

これは今回初めてのネタで、三人合わせるのも初めて。開演前の1時間程、口唱歌で練習してから

本番に臨みました。

太鼓を初めて生で聞く人が殆どだったので、やはり音の迫力にびっくりされてました。


次は演奏で「感謝」という深沢高校(元)顧問の作曲によるもの。

これは三人とも打てるので口唱歌で何回か合わせてこなしました。

前回の演奏では最低4人いりますね、という感想でしたが今回は三人でなんとかサマになるよう

工夫を凝らして打ってみました。

予定では私が下拍子で、リズムは締めで始まり、二回し目は鉄筒に代わる事で考えていましたが、

本番では締めを打ち続けてしまいました。やはりまったくのリハなしはキツイなあと実感。

三曲目は御諏訪太鼓の「勇み駒とんばね太鼓」。

三人が順繰りに跳び役、下拍子役と交代して打ちつなぎます。

私は二回し目まで笛を担当、最後に跳び役で太鼓に入りましたがここで思わぬハプニングが。

跳び上った時に何と天井の蛍光灯をバチで叩き割ってしまいました。

さいわいけが人は出ませんでしたがこういう失敗は今後のいい教訓になります。

会場では事前に天井も調査しておくべし!!

いやあ、まいりました・・・。

掃除をしてから、希望者の皆さんにお囃子の太鼓を打ってもらいました。

お囃子は口唱歌で太鼓を打つので、ことばと太鼓の密接な関連性を説明した後、まずは口唱歌

スッテンテレツクテンテンドンドン、を。

3~4回で皆さん覚えたようなので実際に打ってもらいます。

左右の手の使い方はとえりあえず無視してもらいフレーズを打つ事に専念してもらいました。

最後のドンドンは大太鼓なので、締めと大太鼓二人ずつやってもらいました。

後で感想をきく機会があったのですが、太鼓を初めて打つ事ができて感激、という人が多勢いたのは

まことにうれしい限りです。

一通り終わってから、三人でお囃子を演奏、私は曲が打てないので笛と鉦でそれらしく参戦、

お囃子ができるとこれまた楽しいなあという思いがこみあげて参りました。


演奏が終わって最後は全員で北原白秋の詩、まつりの朗読を。

この時にお囃子でBGM参加をいたしました。

17:30にお開き、場所を移して皆さんと少し歓談をしてから帰りました。


皆さんで詩の朗読をしている時に感じたのは、太鼓演奏とまったく同じという事。

棒読みでは感動が伝わらないし、強弱メリハリ緩急大小、絶対に必要な要素です。

また感情を込めて気持ちを伝えようとしないと感動しない、できない、

表情や目のしぐさもとても大事です。

自分は表現者であるという自覚、はっきりと伝える話し方、遠くに通る声の出し方、

太鼓も朗読も心技体、ですね。