HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

日本太鼓協会公認指導員自主研修会

日本太鼓協会公認指導員自主研修会に参加してきました。

2月はスリランカ行きが決まっていたので参加は無理と思っていましたがエアポケットのように

時間が空き、前日に参加の意思を伝え無事に参加させてもらう事ができました。

協会発行の和太鼓教本に載っている曲を学び、3月16日鴻巣で開かれるびっくりひな祭り

太鼓フェスティバルに指導員チームで参加したい、という部会長の願いが叶ったかたちになります。

私自身は演奏会には参加できませんが、協会公認指導員として教本に載っている曲は

マスターしておきたいと考え、練習には参加しました。

逆に言えば教本の内容は指導員として教える事ができないとうまくない、と思ったわけです。

曲は祭り工房の北原氏のもので、山呼(さんこ)。

youtubeにいくつかの団体の演奏がアップされている比較的ポピュラーなものです。


今回が自主研修の最後とあって、通しで何回かやりました。

指導員混成チームのため揃っての練習が困難な中、なんとかカタチはできたような。

いろいろ貴重なアドバイスもいただけました。

それは太鼓を打つ技術ではなく、演奏する上での奏者の気持ちのあり方のアドバイスでした。

最初に親ソロのゆっくりした打ち出しで始まるのですが、太鼓は体全体で表現すること。

特にドドーンコドンドコドンドンのドンをただ打つのではなく豊かに表現するようにと。

また、会場は中か外か広いかそうでないかを確認した上での会場をイメージした目線の位置、

広い会場での気の置き所など実践に即したアドバイスを受けました。

両手打ちの場面があるのですが、力んで前屈みにならないこと、むしろ胸をそらせる気持ちで打つ、

その方が音も出る、という事も教えられました。

演奏が終わり、最後の挨拶をする時に親が合図の音を出して欲しいという声がありましたが

バチを鳴らしたり太鼓の縁を打ったりというその合図で曲の余韻が台無しになる、とも。

観客が太鼓の余韻にひたっている時に異質な音は出さず、自然なかたちで挨拶に向かう方が

よしと、これはなるほどです。

無言の合図、まさに和太鼓の真骨頂ですね。

我々のチームでも曲の途中でいかにもという合図を出す人がいますが、

それがばればれだとしらけたりします。

演奏ひとつとってもいろいろなノウハウがあり、これからも勉強勉強の日々が続く予感で

自主研修会を終えました。

その後は恒例の飲み会へ。

もちろん太鼓の話をつまみに美味しいお酒をいただきました♪