HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

八丈考66自己完結

八丈太鼓は胸の高さに水平に置いた一台の太鼓を上拍子と下拍子の二人で叩く太鼓。
 
上拍子は速さ、調子、曲想、終わらせ方等々全体の構成をすべて一人で打ち切ります。
 
八丈太鼓は決まった曲というものが存在しない太鼓なのですべては打ち手にまかされます。
(下拍子のリズムのみいくつかあります)
 
その意味では上拍子はプレイヤーであり、作曲家であり、脚本家であり、指揮者であり、振り付け師であり、
 
演出家であり、舞台監督であり、、、。
 
 
 
下拍子は上拍子の動向を感じ取り、上拍子をのせる役割。
 
先日一人で練習してみましたが下拍子がないと何となく調子が狂います。
 
上拍子、下拍子はペアで練習を繰り返しお互いの息を感じ取れるようにまでなる事が大事。
 
上拍子を打っていてテンポを上げたい時になかなか上がってこないとつらいものがあります。
 
長い急な上り坂で非力な車のアクセルを思い切り踏み込んでも加速しない感覚に似てつらい・・・。
 
以前先生から指摘されたのは上拍子も一旦テンポをあげたらそのまま突っ走れと。
 
上拍子がアクセルを戻しては下拍子も路頭に迷う事になってしまいます。
 
その意味でも上拍子を打つという事は太鼓に全責任を持つという気持ちが大切なようです。
 
だから八丈はオモシロイ。