HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

スリランカDE太鼓4日目とその後

スリランカの太鼓公演は一通り終え、コロンボ日本人学校での太鼓寄贈式&ワークショップに臨みました。

日本太鼓協会会長の名代として目録と太鼓贈呈、会長のことばをお伝えしました。

太鼓寄贈の感謝状をいただき、和太鼓「集」残留組による太鼓で話そう模範演奏に引き続き

大太鼓と締め太鼓を使ったソロ演奏、それから子供たちに実際太鼓を打ってもらいました。

立ち方、バチの握りから打ち方まで基本の基本から教えました。

後ほどの感想で、太鼓はただ叩けばいいと思っていたけれど、立ち方やバチの握り方を教えてもらい

うれしかったと同時に太鼓は思ったより難しい事がわかった、という声が聞かれました。

確かに太鼓は誰でも音は出せるけれど、必要な大きな音を出すのは基本が必要な事は

わかってくれたようです。

三組に分けて基礎打ちを行いましたが、太鼓で話そうの曲までには時間の関係で至れませんでした。

来年2月に日本人学校のJSCフェスティバルがあるとの事でそれまでに練習を積んでくれるそうです。

そんなこんなで2時間はあっという間に過ぎ、最後はちょっと無理を言ってシンシアの太鼓を

演奏させてもらいお開きとなりました。

皆が帰国した後に学校サイドと打ちあわせをして先生方を対象に太鼓の講習ができる事になりました。

太鼓と一緒に太鼓協会の教本&DVDをお渡ししておいたのですが、それをもとに皆さん練習したようで

夏祭りという曲打ちはほぼ打てるようになっておりました。

その曲打ちをベースに基礎の講習を行いました。

最後に太鼓は単なる道具ではなく立派な楽器であること、音を出すというよりは感情表現をする事が

大切である事をお伝えしました。

太鼓で話そうは講習できませんでしたが、話し言葉は無表情に発音すると相手に伝わりません、

抑揚や感情を込めて話すのと同じ事を太鼓で是非試みてください、とお話させてもらいました。

協会の教本でも基礎打ちの練習は円を組んで回るようになっています。

我々が習った御諏訪系の太鼓と違い、脚も平行に開き、フットワークを使う打ち方、

太鼓を移動しながらいろいろな人と顔を合わせながら太鼓を打っていきます。

アイコンタクトや掛声、笑顔をこの時に実践していただき、

本番でもそれが出るよう練習を重ねてくださいとお伝えしました。

2時間という限られた時間でしたが、もう腕がいたいという先生もおられましたが

それは力み過ぎという事で、この日の力を抜く、腕の重さで打つ、事ができるようになると

筋肉痛から解放される事もお話しました。

今回の遠征でスリランカに太鼓の拠点が確保でき、そこからいろいろ発展してもらえると

うれしい限りです。

今回は会長は多忙で訪問がかないませんでしたが来年は是非スリランカに足を運んでいただければと思います。

今回ほんとうにいろいろな方と出会い、スリランカ太鼓公演が実現できた事は太鼓の不思議な縁の力の

おかげだと思います。

感謝

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