子供たちは二年生から中一まで16名、あらかじめ年長組が年少組の面倒を見れるよう3人ずつの
組み分けを提案していましたが、講習当日はすでに組み分け作業は終了していました。
太鼓を6台使い、1台に三人ずつ、二人の組が二つできますがそこへは同行の指導員が一人ずつつきました。
まずは姿勢について。その後立ち位置やバチの持ち方、音の出し方など基本を一通り。
今回特に注意したのは、打ち姿をかっこよく見せる事、そのために棒立ちは厳禁、
重心を少し落とすこと、バチは垂直にまっすぐ上げること、太鼓は自分を表現する楽器であること、
等々をしつこく伝えました。
公認指導員の模範演奏の後に、いよいよ本格的な講習です。
337拍子をテーマに、最終目標は三人が協力して自分たちの曲を作り発表すること。
テレビ番組で著名人が自分の母校を訪ねて何かを教えるのがありましたが、基本は教えるというより
考えさせる方が子供たちは積極的になるようです。
そんな意味で今回は、曲づくりにチャレンジ。
時間は90分で、ちょっと足りない気がしますが子供たちの集中力はそのへんが限界でしょう。
ただ言われた事をやったり覚えたりではなく、自分たちで工夫する要素が必要に思います。
私は時間配分を勘違いして30分も早く切り上げようとした事で逆にゆとりが生まれました。
最後の発表は声を出して、JSC JSC がんばれJSCの後、一組ずつ作った曲を打ってもらいました。
それを6組まで回して完成、残った時間は以前やった夏祭りという曲を打ってもらい修正を。
最後に模範演奏で横打の太鼓をやりました。
八丈太鼓は曲がないこと、その場でのアドリブで打つ太鼓ということで、
今回皆にその場で曲を作るのもありということを理解してもらいました。
自由に打つ事で創作意欲の芽生えにつながってくれるとうれしいです。
最後は挨拶しておわり。この時の声が一番元気あったかな。
そんなこんなで日本太鼓協会が寄贈した太鼓がスリランカの地で活躍しているのはうれしい限りです。