HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓で話そう

練習曲「太鼓で話そう」楽譜です。
縦書きは見慣れていないのでわからないという人が多いのですが、独断と偏見で!?逆に初心者にはわかりやすいと思っています。(笑)
 
太鼓はメロディがないのに五線譜のようなオタマジャクシ表記に以前から抵抗がありました。
唱歌主体で覚えるのが主流の和太鼓にはどんな楽譜が適当なのかずっと考えてきたのですが
辿り着いたのが直感的に打てるこの縦書き楽譜です。
右手は右側、左手は左側に表記、横書きと違い左右の打ち分けは頭の中で変換する必要がなく
譜面をそのままなぞれば打てるようになっています。
 
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太鼓を初めて打つ人対象の練習曲として作ってみましたが、そのまま演奏もできるようにしてあります。
①口唱歌ができれば太鼓は不思議なほど打てることを理解する
②日常会話には文章の棒読みではない感情表現が入っていること(強弱の打ち分け)
③その会話には話すことと聞くことが大事なこと(音の受け渡し)
④太鼓では一定のテンポを刻める事が基本となること
⑤極小から極大までの音の幅を表現(クレッシェンド・デクレッシェンド)
⑥和太鼓は割り切れなくてもよい事(三連打との組み合わせ・拍数が一定でない事もあり)
⑦お互いの音をつないで行くテンポ感を養う→結果として曲としての幅を広げる
⑧縁も太鼓の音の要素ということ、打ち方を理解する
⑧中上級者オプションとしてソロパートを付加できる
⑨向き合う配置で打つ事でお互いの打ち姿を見合う事ができる
⑩そのため笑顔やアイコンタクトの練習が可能
⑪声も大切な合図ということを理解する(声の出し方)
⑫皆で息をあわせる事がこの上なく楽しい事を味わう
⑬その他もろもろ(構え、バチの握り、姿勢、打ち方、息の使い方・・・)
 
といったところを網羅しているつもりです。
 
二手に分かれて音をつなぐところAドン→Bドン→Aドン→Bドンのところがなかなかハードルが高いようです。
どうしてもBの入りが遅れる・・・。
練習のコツはABABを一つのものとしてつなげて練習し、打てるようになったらBを抜く、Aを抜く、とやってみるとうまく行くようです。
もう一箇所、ちょっとあえて難易度をあげているのですが「たいこたいこだ」のダツツダツツツの部分も
三拍子を打ち慣れていないとスムースに打てません。
 
初めて触れる人も10~15分ほどでなんとか打てるようになります。
ただ曲を覚えて打つ、というよりはまずことばを覚え(挨拶ことばなのですぐ覚える)
オウム返しのような対話をしながら打つ事で集中力が高まるようです。
 
これの発展型として曲としても立派に成立しつつも超初心者や障害者のためのもっとシンプルなフレーズバージョンでも考えてみようと思っています♪