埼玉の指導チーム、本番に向けての最終練習がありました。
まずは基礎打ち、
⑴ドンうんゴンうんドンうんゴンうん(両手打ち)
⑵ドンゴンドンゴントッコトッコトッコトッコ
⑶トコトコトコトコトコトコトコトコ
⑷ドンゴンドンゴンドン
⑴の両手打ちはバチを流さず、手を上げた時一瞬止めるように、を助言しました。
そうする事で演奏にキレが生まれ、音も鋭くなりました。
太鼓は「演奏」するもの、「演」=目に見える動き、「奏」=耳に届く音、を意識する事は大切です。
⑶の16分を縁打ちで打つ事をやりましたが、バラバラです。
チームリーダーは練習を試みますが、明らかに手が回っていない人も。
そこでやったのが、ゆっくりめで確実に打つ事。
口唱歌はカカカカ/カカカカ/カカカカ/カカカカなんですが、早いと口が回りません。
そこで提示したのがカラカラ/カラカラ/カラカラ/カラカラという口唱歌。
ゆっくりめで確実に打てるようになったら徐々にテンポを上げて行きます。
大事なのは必ずカウントする事を伝えて基礎打ちの練習を終えました。
次は本番練習。
演目を通しで配置換えを確認しながら何回か行いました。
曲によっては打ち姿を揃える事、揃えずに個性を出す事、
夏まつりという曲では、演奏中必ず一回は誰かとアイコンタクトをする事、
チャッパは音を止める奏法を取り入れる事、などをアドバイス。
また個人には細かい音、小さい音を出す時には脱力をして、動きも小さくする事を伝えました。大きな音で打つ事だけが太鼓ではありません。
そして最後に伝えたのは失敗は気にせず演奏自体を心から楽しむ事、でした。