青山で行われたとあるライブ、ちょいと顔を出してみました。
和太鼓、尺八、サックス、ドラムスの編成。
和太鼓は超有名どころのお二方、サックスはソプラノ、テナーの二人組です。
サックスはニュージャズ系(今はなんと言うのかわかりませんが)の音作り、
演奏者は真剣勝負なんですがこの手の音楽は聴いていて私は緊張を強いられます。
けっこう疲れちゃうので正直また聴いてみようという意欲が湧いてきません。
これに尺八が絡むのですが、音量ではサックスにまったくかないません。
あってもなくてもおんなじという感じ。
リズムセクションはドラムスと組太鼓。
さすがに和太鼓は圧倒的な音圧です、が、これが際立ち過ぎの感がぬぐえません。
今まで和太鼓と他ジャンルとのコラボをいろいろ見てきましたが、
どこか無理があるように思えて仕方がない場合が殆どでした。
まだまだ実験的な意味合いが濃く、完成形にまで至っていないのかも知れません。
聞く側の耳が慣れていないというのもあるのかも。
ライブハウスでは各マイクの音量のバランス等がとてもシビアーだと思いますし、
残念ながらマイク、スピーカーを通してしか音楽に接する事しかできません。
その点和太鼓はライブハウスであればそのものの音を生で楽しめる楽器、この特性をどう生かすのか、
まだまだ模索が続くような感じがします。
そんな事を考えさせてくれるある意味刺激的なライブでありました。