太鼓講習でまず始めに「太鼓は楽器、それを皆さん演奏してください」と伝えるという話をしたところ
太鼓って楽器なのか?という事になりました。
同じ和楽器でも三味線や尺八は即、楽器と認識するけれど、太鼓はちょっと違う、と。
話を整理して行くと、太鼓は道具、という側面があるのではと。
戦や時報の合図としてその音が使われたり、また神事や仏教儀式で使われる太鼓は楽器として
という感覚が薄いし・・・。
確かに今主流の組太鼓は、ドラムセットのように楽器としての和太鼓を主張しているけれど
その歴史はたかだか4~50年、純粋な楽器としての地位を築けていないのでは?
伝統芸能や田楽などで太鼓は使われて来たけれど、それは楽器というよりは音を出す道具、としての
認識が強いのかも。メロディ楽器ではないという不利な条件もあり楽器らしくないのかも知れません。
そんな太鼓を「演奏」してあげる事で感動を伝えられたらよろしおすなあ。