香港麺のお店「新記」。
1953年に香港にて潮州味の麺の屋台として創業、
1994年に現在の地三宿に開店、当初は香港麺とかけご飯のみのメニュー、
2002年より今に続く一品料理を提供しはじめた60年余の歴史を持つ香港麺の老舗。
家が近くだったため当時開店したばかりのお店におじゃました事がありましたが、
三宿の交差点の古びたビルの二階のいかにも香港らしい?殺風景な店内と
その麺のうまさが強烈に印象に残っています。
久しぶりに再訪してみました。
ランチセットメニュー、エビ雲呑香港麺と蒸し鶏かけご飯、1050円。
香港麺は細目の麺、独特な食感が魅力です。
どちらかというとぼそぼそという感じですがコシはしっかりあり、
このボソボソ感がまさにチャームポイント、塩味の湯(スープ)との相まってうまいの一言。
昔の横浜中華街の麺は殆どこういう麺だった記憶があります。
具の海老雲呑、つみれ、厚揚げも口に運ぶと日本にいる事を忘れさせてくれます。
このお店では麺自体、香港麺と日本麺のチョイスが可能。
こちらは日本麺のつみれ麺です。
日本麺はおなじみつるつるしこしこ麺。
ここ新記の麺はあくまでも細め、香港麺とは食感が違いますがこちらも美味。
セットメニューの蒸し鶏かけご飯はプリプリの鶏肉とぷるりん皮がとてつもなくうまい。
タレのどこか埃っぽい風味はまさに本場そのもののお味がします。
ご馳走様でした!!
行儀が悪いようですが、中国や東南アジアでは普通の光景、テーブルの上には骨やエビカニの殻が山盛りで残されます。
お店エントランス。
店の造りやお店の人も香港仕様、ホールと厨房には広東語が飛び交い、雰囲気満点。
1階階段部分、古いビルがちょっとアヤシイ香港らしいいい味出してます。