太鼓仲間が貸してくれた太鼓のCDを聞いてみました。
私も習った事のあるプロの和太鼓奏者のドラムスやパーカッションを入れた4人のユニット。
第一印象は、音楽CDというよりはライブ向きの音作りという感じ。
太鼓の場合、メロディーがないため音だけで音楽に仕上げるのは大変に難しいと思います。
ライブでは打っている姿を観せる事が出来るので音だけに頼る音作りはしなくて済みます。
CDは純粋に音のみで楽しめる必要があるので、ライブとは全く異なると思います。
ライブ向きの演奏をスタジオで録音するだけでは限界があるように感じます。
ライブではその時だけの音を共有できれば観客は満足しますが、
CD音源に残されるものは、固定化された音楽として何度も聞けてしまいます。
それだけに、より高い純粋な音楽性が求められるように思います。
何か斬新な音楽的チャレンジがなされているとか、こちらが参りました!と言わせる何かが欲しい。
そうしないと、世の中には同じようなレベルの人たちがたくさんいるので、
どこかで突出していないと埋もれてしまうような気がします。
ファンのための演奏ではなく、ファンを作るための演奏であって欲しいと思います。