音楽に言葉は要らない、まさにその通りだと思います。
太鼓も世界共通の音楽。
しかし、共通言語としての曲はまだ存在していないのではないかとも思うのです。
コミュニケーションをはかるという意味では同じ楽曲を演奏するという事はとても意義のあること。
どんな民族でもどんな国でも、たとえば「上を向いて歩こう」という曲を一緒に演奏できたらとてもHAPPY!
和太鼓の世界でもそんな楽曲があったら楽しいだろうなあ、と思うわけです。
日本でも各地の団体が演奏するようになってきた。
元々は一地方の伝承曲だったものが、賛否はあるものの太鼓の共通言語になりつつあるという事は
否めない事実ではないでしょうか。
これらの曲はそれぞれの地元には敬意を払いながら
日本の普遍的な太鼓の曲として確立されてもよいのではないかと思う。
創作系の太鼓でそれをやってもらえればいいと思うのだが、
まだそこまでは和太鼓文化は醸成されていないように思います。
将来、和太鼓が小学校の必須科目なんぞになったとしたら、
唱歌「ふるさと」みたいに国民的な太鼓の楽曲が生まれる事を期待したいところであります。
そうなれば和太鼓はまことに日本らしい、日本の文化の香りを発信するものになると思います。