タンタカの練習
関東のお囃子の地打ちの代表といわれるタンタカ。
サントコ、テンテケ、テンツク、ドンドコといろいろな呼ばれ方をするが皆同じフレーズ。
秩父屋台囃子ではこのフレーズが多用されるが限界に近いほどの速さで打つ。
八丈太鼓のゆうきちという地打ちもこのドンドコですが、
地打ちはドンドコをずっと打ち続ける事ができないとつとまりません。
慣れないとフレーズがつまったり、両手が一緒に動いてしまったり、
疲れて打てなくなってしまったり。
これを克服するには地道に反復練習するしかなさそうです。
さて、タンタカは腕の力で打ち続けようとすると乳酸が溜まってすぐ打てなくなったりします。
手首のスナップをきかせ、太鼓の反発をうまく利用してリズミカルに打つ。
先日の練習の時に発見した打つコツの一つは肘を押し出すようにして手首に力を伝えるような動き。
ちょうど裏向きのトランプや花札の束を一枚ずつくってテーブルに表を繰り出すような感じ。
力を抜いて反動で打つ。
左手は右手に比べ肩甲骨を動員して大きく打つ。
基礎打ちをみっちりやる中から自分なりに打ち方を発見していく、太鼓はやはり何年も打ち続ける事でわかってくる事があるものですね。