御諏訪太鼓講師をお招きして講習会を開催しました。
以前書いたように我々の太鼓の源流は三つあります。
そのうちの一つ、御諏訪は御諏訪に範を求めるのが自然という事で
今回の講習会となったわけです。
約5時間、みっちり教えていただきました。
基礎の基礎である立ち位置、バチの握り、腕の振りおろし方から始まって
今回の課題曲「萬岳の響き」のニュアンス、太鼓に対する思いまで、
内容の濃いものとなりました。
一番始めに我々の演奏を聴いていただいたのですが、
所感は「ずいぶんとのっぺらぼうの太鼓だわな」という事でした。
一部のメンバーはそれは前々から感じている事なのですが、
なぜか改善されないまま今にいたっています。
強弱の打ち分けができない、クレッシェンドが不得意。
我々は平均年齢が50を超えているので、パワフルな演奏は望むべくもありません。
体力と相談しながら小さな音、繊細な音で勝負する手はあると思ってます。
小さな音で演奏できれば、対比としての大きな音も生きてくる。
今回の講習でも、それは指摘されたのに、いざ打ち出すと大きな音のオンパレード。
どうやら克服すべき今年の課題はそのあたりにありそうです。
(って今年もまたそれかい?という感じですが、いろいろ意見が飛び交う現実、
あの手この手で辛抱強く啓蒙して行くしかないんでしょうねえ)
問題点が浮き彫りになったという事はあとは解決する工夫をすればよいわけですから。
今回の講習はいろいろな意味で大成功と言えるでしょう。
是非にまた開催したいもんです。