前回に引き続き基礎の確認を。
前回はテンポをキープするという太鼓の基礎の基礎をやりました。
今回はそれを復習しつつ、音の強弱を表現する基礎練を。
①234・2②34・32③4・423④で①②③④を強く、他は小さく打ちます。
小さく打っても弱くではなく粒立ちをハッキリさせる。
こういう練習は殆ど初めてなので慣れないうちはできなくて当たり前。
なめらかにできるようにするために練習するのでできないからといじける必要はまったくなし。
少し慣れて来たところでひとりずつ順繰り回して行きます。
大事なのは自分の番が回って来るのを待つ間もテンポを刻んでいること。
自分のパートのところだけ受け持つのではなく全員で協力して全体を作る事が重要。
その自覚・意識を持つ事も基礎練の大切な課題です。
これに慣れてくればソロ回しも全員でテンポをキープして打てるようになるハズです。
今はまだテンポをはずして一人でワガママに打つ人もいて、次の人が困る場面も。
チームとして技術も気持ちも一つにまとまって欲しいと思います。
曲練は「神楽」を。
下拍子はフレーズが二つしかなく、基本は「ドンタタッカタッタンタタタカドッコドン」。
これに踊りが入るところは「テッケテンドドツクテンケテンケドッコドン」。
この二つ目の口唱歌がはっきりせず、「テッケテンドドステテンケテンケドッコドン」と
言う人もいてちょっと混乱。でも手はどちらでも同じなんですけどね。
習った通りにやらなければ気が済まない人がいて、とっても頑固。
もっと柔軟に構えればいいと思うんですけどね。
だって太鼓、特に伝統系やお囃子はかなり打ち手のニュアンスに影響されます。
御諏訪の講習の時にもここの口唱歌を教えてくれるようお願いしたんですが
これっ!!というのを教えてもらえませんでした。
御諏訪のメンバーでもそれぞれ違うので、これっ!!というのが教えられないんだと思います。
太鼓はそういうもんだからそれでいいと思うんですが、創作太鼓だけやっている人は
オタマジャクシで表記してその通りカッチリ打ちたいようです。
オーケストラと共演するとかじゃなければ、それなりにアバウトでいいように思うんですが。
だって講習する側も以前と違ってたりするので、太鼓にはどれが正解、正統というのもがない
と考えても問題ないと思う次第。