HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

せわしい演奏

youtubeには様々な太鼓チームの演奏がアップされています。

新型コロナで停滞していた各地での演奏会も徐々に復活し、新しい演奏動画を目にする事が多くなりました。

 

最近見た太鼓の動画、演奏レベルは高いものの忙しい曲ばかりの構成で正直疲れました。

 

チームの音の傾向はあるにせよ曲は違えどどれも同じように見えてしまいます。

全員が真剣な面持ちでのせわしい演奏だけではなく、もちょっとゆったりした笑顔の太鼓もあってもよいのではと感じます。

 

和太鼓の演奏がステージ上にて行われる事によって、迫力やスピード、統一感のある打ち方が主流になったような気がします。

 

各人の個性を制御し、皆で揃える事に重きを置いた太鼓演奏。

 

舞台では複数人数で演奏する事が宿命で、芸能で打たれてきたような個人打ちは歓迎されません。

 

祭りで打たれてきた間近で鑑賞する個人打ちは大きなホールではアピール度が足りないのでどうしても複数人数での迫力ある演奏に軍配があがります。

 

そうして複数人数での音量や迫力で押して行く演奏が主流に。

 

曲も音を前面に出すような音の洪水のようなものが多くなりました。

 

それはそれで舞台映えする太鼓の在り方ではあるけれど、それ一辺倒ではなく、芸能的なノリや間を楽しむ太鼓も大切にしたいと思います