近代の創作太鼓は集団で演奏するのが定番です。
創作太鼓と呼ばれる太鼓が出現したのはここ4~50年のことと言われています。
それまではお祭りや神事、芸能として打たれていた伝統太鼓、
それが芸能とは切り離されて舞台芸術として発展しているのが創作太鼓と言えるでしょう。
演奏される曲は基本的にオリジナル、逆に言うと伝統に縛られない自由性があります。
創作太鼓の代表格は鼓童やTAO、倭、などが世界的に活躍してます。
そうしたプロ集団以外にも、町おこし村おこしで生まれた無数の創作太鼓団体があり、
高校や大学のサークルや部活での太鼓も全国にたくさんあります。
基本は集団演奏、そのためもあって曲は決まったものを皆で打ちます。
そのため集団に紛れ込むことも可能で何となく打てている気分になっている場合も。
本来はしっかり打てる状態の個々が集まって集団になっている事が理想ですが
プロ集団ではないのでそこまで徹底できないのがアマチュア集団の泣きどころ?
それぞれの温度差もあり、まとまるのは結構たいへんです。
以前はうちらの太鼓は30人くらいいたので、初心者からベテラン迄一緒に打ち、
そのため何となく打てる、でもしっかりは打てない、という人を増やしちゃったのかも。
今はメンバーは12人と減り、全員が揃って練習する時もなかなかありません。
そのため個々に否が応でもスポットライトが当たってしまいます。
紛れるところがないので個々の力量がしっかりしていないと演奏になりません。
これはメンバーにも浸透して来ているため、少人数になった副産物と言えるかも。
今迄やったことのないソロの練習もやりはじめ、何とか表現力を高められればと。
個々の能力アップがこれからも課題になりそうです。