新型コロナ禍で観光業はボロボロでしたが、海外からの観光客も戻りつつあるようです。
その観光客が訪れる観光地、SNSの発達によりその質も変わってきているように思います。
誰かが訪問して、気に入ったところをSNSに上げる、それを観た人がそこを訪れる、そうして情報が拡散して行っていつの間にやら外国人でごった返す観光地に。
食べ物も同じ現象が起きており、立ち食い蕎麦屋に外国人観光客が押し寄せたり、ネギ油を加える時に大きな炎があがるラーメン屋に外国人の列ができたり。
昔は紙の観光ガイドやガイドブックを参考に観光を組み立てていましたが、今やネットがそれに取って代わった感があります。
昔、オーストラリアのエアーズロック（今はウルル）に行った時、ガイドブックに登り口は鎖場もあるので軍手を用意した方がよい、との記載がありました。
現地に行くと、日本人観光客の殆どが白い軍手をはめておりました。
皆さん、観光の情報源が同じガイドブックである事がもろバレでした。
同じ事がネット社会で起こっているように思います。
観光耳より情報がアップされるとその情報を頼りに訪れる人が増える。
殆どの人がスマホを持っており、誰もが情報発信者になれる時代、観光のあり方も変わってきたように思います。
有名観光地はいざ知らず、外国人が日本的で面白いと感じたところが観光地になる可能性が増えています。
ひょっとすると、あなたの自宅が観光地になっちゃうという事も・・・！？
