高校の和太鼓授業、来週はいよいよ発表会、今回が前半戦最後の練習となりました。
前回では今までと配置を変え、最前列だった締め太鼓を最後列にしてステージ上に、
ステージ下に立ち台の低い3台を最前列、高い5台を二列目に配し、結果全員の打ち姿が見えやすいようになりました。
現状、ちょっと物足りないのは太鼓を打つ姿勢、もっと腰を低く構えたい。
低く構える事で上下左右の重心移動がしやすくなります。
今回の練習では構え方、両手を挙げて打ち下ろす、掛け合いのところをA一人、B一人、締め太鼓一人の3人一組でやってみました。
全員でやっていると全体に紛れてできているつもりになったり、どこがあやふやなのか自覚できない可能性があります。
埼玉の指導チームでは基礎打ちの時、一人ずつ打ってもらうようにしていますが、
そうする事でその人のクセがわかったり、修正すべき点が明らかになります。
多人数で打っているとそれがわかりにくいです。
まあ、さらし者になるので嫌がる生徒もいましたが、やる目的をきちんと説明して強制的にやりました。
できないでいるよりできるようになった方が絶対よいので、知るは一時の恥、知らぬは一生の恥精神でがんばってもらいました。
最後に本番仕様での演奏を録画し、皆で鑑賞。
自分の打ち姿を観るのが一番効果があります。
学校に持ち込んでいる機材一式。ビデオ撮りした動画をその場で再生できます。
ソロのテンポキープがいまひとつなので何度か練習、全員でのテンポキープに不安が残りました。
それでもあえてソロパートを設けているのには自分流のこだわりがあります。
太鼓はビシッと揃って打つのが今の主流ですが、一人一人の個性を発揮できるところがあった方がよい、との理由で全員がソロを披露するところを設けています。
太鼓は音楽、音楽は表現するもの、一人一人が自己表現する場があってよいと思っています。