横浜にある墓参りと、そこから30分ほどのところにある鎌倉の大仏様に行って参りました。
まずは仁王門と仁王像が出迎えてくれます。
この仁王門、仁王像ともに平成23年(2011)~26年(2014)に大修理が行われました。
きっかけになったのは2011年、そうあの東日本大震災によって被害が出たため修理の発願が行われたそうです。
阿形仁王像
吽形仁王像
これらの仁王像の修復の報告書が高徳院HPに詳しく紹介されています。
資料によると江戸時代、1743年作とされているようですが詳しくは不明のようです。
仁王門をくぐり、拝観料300円を支払い境内へ。
周りには 外国の人 ばかりなり
という川柳が口をついて出るくらい日本人の姿より外国人の観光客が目立ちます。
手水舎にて身を清めます。
外国人の観光客は柄杓の水で手、口を清め、最後に柄に水を注ぐ作法を心得ていて、その作法を楽しんでいます。
参道の先に鎌倉の大仏様。
この大仏様は阿弥陀如来坐像で国宝に指定されています。
鎌倉大仏があるお寺は浄土宗で、大異山高徳院清浄泉寺というのはあまり知られていないかも。
浄土宗のご本尊は阿弥陀如来です。
南阿弥陀仏
大仏は創建当時の面影をとどめている座像で、鋳造が始まったのは建長4年1252年頃と言われています。
鎌倉大仏は背中が丸く、やや下を向いているのが印象的です。
元々は大仏殿が建っていましたが災害で失われ、露天の大仏として親しまれています。
大仏の周囲にはかつての大仏殿の礎石が残されています。
大仏横には内部への入り口があり、20円を払って内部へ。
内部は意外とがらんとしていますが、衣のひだや打ち継ぎの跡、などがよくわかります。
中央部の穴は首の部分で、頭部の螺髪の一つひとつも確認できます。
南無阿弥陀仏、この念仏を唱える事で極楽浄土へ導かれるというのが浄土宗の教え。
ナムアミダブツ=ナモーアミター