埼玉の小学校のお囃子クラブで江戸囃子の講習をしてきました。
小学生4年、5年、6年の22人、なぜか女の子ばかりです。
まずは普段の演奏をしてもらいました。
譜面はほぼ覚えているようですが、平坦な音で、お囃子の軽快感がありません。
持参した鉦で文字通りチャンチキの音を出して、お囃子の説明を。
囃し立てる、のがお囃子でお祭りのウキウキ感を笛や太鼓、鉦で演出するもの、
また江戸囃子は屋根付きの屋台で移動しながら打つものなので、
あまり手を高く上げない事、などを話しました。
フレーズは全部で7つ、一つずつ分けてやって見ます。
スッテンやステツクのスは打たないのですが、ここで音が早まってしまいます。
またツクは小さい音なのですが同じ調子で強く打っています。
50分はあっという間に過ぎ、無情にも講習終了のチャイムが・・・。
今回はツクを小さく!を重点ポイントとし、今後の課題としました。
帰り際、先生と立ち話をしましたが、お囃子の他に八丈もやっているとか。
去年の動画を見ると、同じフレーズを皆で打っています。
下拍子はドンドコで、確かに「ゆうきち」(もしくはドンドラ)なのですが、
八丈本来の姿ではありません。
先生には、八丈は自由なフレーズを打てばよく、
20数人全員で打ち回しても3分とかからない事、
太鼓の楽しさを味わえる事、子供の個性を伸ばせる事、見ている方もそれが楽しい事、
などを伝えました。
個人的には次回は八丈をやってもらえると嬉しいです。