HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:三宅太鼓

明日は公認指導員の自主練習会、ゴールデンウィーク真っ只中、10人ほどの太鼓馬鹿が集結します。
(ま、こどもの日ですから、ちょうど良いのかも知れません。)

3時間のうち、前半「三宅」、後半「山呼」を予定しています。

三宅の講師を担当しますが、指導員として知っておいて欲しい点があります。

三宅太鼓という太鼓は本来存在しません。

一般に三宅太鼓とひとくくりにされていますが、実は大きく3つに分けられます。

①三宅島の郷土芸能保存会で打たれている「三宅島神着木遣り太鼓」、
毎年7月に三宅島神着(かみつき)地区で行われる牛頭天王祭(ごずてんのうさい)というお祭りで、
お神輿の先導役で朝から晩まで打ち続けられる太鼓です。

②三宅島芸能同志会で教えられている「三宅島神着神輿太鼓」。
こちらは元々牛頭天王祭で太鼓係を務めていた津村明男氏が、
三宅島の噴火で東京に避難した折創設されたもので、氏により舞台用に編集されています。

③「三宅」
鼓童が、前述の津村氏より伝えられたものを元にして舞台用として創作し直したもの。
これが世界各地で演奏され、「MIYAKE」として有名になり、
今ではyoutube等で拡散したものが三宅太鼓と称して打たれていたりします。

日本太鼓協会公認指導員として、それぞれが正しいという認識を持ってもらい

その上で、3つの三宅を打ち分ける事ができれば良いと思っています。

三宅も久々に打てるので楽しみにしてま〜す。