HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:びっくり雛祭り

日曜日は埼玉の鴻巣市で開催されている「びっくり雛祭り」の太鼓祭での演奏がありました。

日本太鼓協会の公認指導員「T・E・A・M集」での参加です。

この太鼓祭は10年を迎えるという事で、ゲストを加え14団体が太鼓演奏を披露しました。

持ち時間は8分、2曲演奏を行いました。

この日のために今まで3回合同練習を行い、形にまとまりました。


公認指導員が率いるチームも3団体出演し、掛け持ちの演奏だったので、大変だったと思います。

コンテストではないので、参加チームのレベルも様々、それなりに楽しく観る事が出来ました。


例によってそれらの中で気になった事がいくつか。

以前も同じところが気になったのですが、4人のチームで、

一人の女の子が今回も自信なさそうに伏し目がちに太鼓を打っていました。

ここはやはり観客の方を見て、楽しそうに打ってもらわないと

打てばちゃんと打てるだけにもったいない。


デュオのチームが太鼓と笛の演奏をかなりいいコンビネーションで演奏していました。

長胴や抱え桶の太鼓と篠笛、如何せん二人なので幅が限られるという事は致し方ないのですが

抱え桶の特質を生かしてもっと動き回るとか、太鼓の音をあえて消して篠笛だけを聞かせるとか、

演出の仕方はもっと工夫ができそうです。

それと篠笛がフレーズごとに音が切れる印象を受けました。

どうしても息継ぎのところは切れざるを得ないのですが、余韻のある切れ方を研究すべきかなと。


12人編成で、長胴太鼓だけの演奏もありました。締め太鼓とか入れなくて大丈夫かと思いつつ

演奏を観ました。

大きく左右に二手に分け、それぞれを前後で分けて音の単純さを解決していました。

同じ音を繰り返しても単調にならず、見栄えもするという私好みの構成となっていました。


最後にゲストのプログループの演奏、さすがプロ!   なんですが、

それだけ、という声も。

これも話題になる場合が多いのですが、プロ野球と熱闘高校野球の違い。

技術に裏打ちされたソツないプロのプレーとツタないプレーでも気持ちが前面に出ている球児のプレー、

感動の度合いが違ってくるように思います。


自分たちの出番もあるため、全体の半分も見れませんでしたが、

太鼓の魅力を再認識した1日となりました。