HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

太鼓:見てくれ

施設訪問に何を演奏するか思案中です。

今回はじっくり練習する時間が少なく、新しいことや複雑なことはやめておいた方が無難かと。

そこで考えたのが既存曲をアレンジすること。

「勇み駒」と「勇み駒とんばね」の二曲を同じ舞台にかけるという方法です。

「勇み駒とんばね」は勇み駒をベースにしており、斜め台の太鼓2台を向かい合わせて置き、

中央の打ち手が左右の太鼓を打ち分けたり、前後二人の打ち手が入れ替わったりするものです。


おそらく、太鼓を初めて見聞きする人にとっては違う曲と思うのではないかと。

これに対し、あるメンバーから、同じような曲をやるのは如何なものかという意見が出ました。

でもこれって、自分たちは太鼓に慣れているので同じ曲じゃないか、とわかるかも知れませんが、

わかったところでつまらない、とは感じないと思うわけです。


同じ曲でも踊る要素が入っていて見た目が全然違い、飽きることはない、と。

逆に同じ平置きで他の曲を打つよりは断然楽しめるかと。


違う曲を平置きで打っても、おそらく同じようなもんだと受け取られるのがオチで、

違うと認識しているのは打ち手の方だけなんじゃないかと思う次第です。


平置きの太鼓は見た目が同じのため曲の違いを際立たせるのが難しいと思います。

平置きで違う曲をやるよりは、同じ曲を横打ちや斜め打ちでやった方がよっぽど楽しめるかと。


これは演者側でものを見るか、観客側でものを見るか、の違いだと思います。

演者側の押し付けはできるだけ避けねばなりません。


施設訪問は多分に娯楽性が求められるのではないかと思います。

舞台で整然と太鼓を演奏する、というよりは太鼓を使った演芸を披露するというニュアンス。

気持ちを込めて太鼓の音を出すのはもちろんですが、

打ってる方も観てる方もお互い楽しめなくっちゃです。