自分としては何気ない光景の中に美を見出す癖があるように思っています。
中学の時、美術の時間にエッチング(銅板ではなくプラスチック板を使用)を制作したんですが
テーマは家の近くの目黒川沿の町工場の風景。
そもそもこれって美的ではありません。
そんな見過ごしてしまうような日常の風景に心惹かれます。
デジカメを手にして、美的写真を撮ることにもチャレンジしましたが
所詮コンパクトデジカメ、限界がありました。
当時、デジタルカメラの一眼レフは60万円くらいしていたんじゃないでしょうか。
そこまでふんぎれなかったのと、
写真コンテストで優勝するような美しい自然風景を撮るのは
とっても大変なこと、そしてそういう写真はたくさん存在すること等を鑑みて
美しい芸術写真の世界に足を踏み入れるのはやめました。
この写真はデザインされた円形の木製ベンチですが
気になるのは土がないのに草が生えている事。
人工的な中に雑草のごとく命萌ゆ、の景。
って雑草そのものですけどね。
丸く収まってます。