HAPPYの非日常茶飯事な日々

日々の川柳や和太鼓などについて語ってまいります。

日本道中:皇居

有楽町で打ち合わせがあり、いい天気に誘われて帰りがけに皇居に立ち寄ってみました。
以前、天守台まで行った事はありますがずいぶん前の事、ここはじっくりと回ってみようかと。

柳の新緑が清々しい日比谷堀
石垣の向こうには楠木正成公の銅像がある皇居外苑
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馬場先門で堀を渡って皇居外苑へ。
これが東京三大銅像の一つとされる楠木正成公の銅像
入り口から向かって行くと顔をそむけた楠公銅像が。
正面を向いていないのは皇居側に顔を向けているからだそうな。
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東京の三大銅像とは?
上野の西郷隆盛像、靖国神社大村益次郎像、そしてこの楠公像とか。
ちなみに人物像は高村光雲作、馬は後藤貞行作、
西郷隆盛像も同じく高村光雲による人物像、犬は後藤貞行の作だそうです。
通常銅像は中空なのにこの銅像は中身も全部銅が詰まっているそうです。
場所が場所だけにさすがに戦時中の供出はまぬがれた?

この楠公像の手前に楠公レストハウスがあり、観光バスがずらり。
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レストハウスはレストランや売店があり、この日は修学旅行とおぼしき
高校生の団体が食事をしていました。
売店には菊の紋章入りのお酒やお菓子、皇居に絡む土産物が売られています。
一角にはお堀に棲息する魚などが見れる大きな水槽も設置されております。

ここから皇居に向かって進むと右手に二重橋、左手に外桜田門をのぞむ広場に出ます。
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桜田門。国指定重要文化財
この門の外の堀端で大老井伊直弼が水戸浪士に暗殺された桜田門外の変は有名です。
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門をくぐってふりむくと江戸時代と現代が同居している不思議な光景が展開されています。
門は城としての防御性の高い枡形を形成しており、手前の小さな門を破って侵入しても
この大きな門で行く手を阻まれ、進行方向には堀が口を開けており後ろから攻め入る味方によって
堀に追い落とされてしまう構造がなかなかに興味深いです。

門をくぐって戻り、堀に沿って歩くと二重橋
二重橋は奥の橋の名称で手前は石橋というそうです。
古い写真だと手前も奥も木造の橋がかかっておりますが
石橋は明治22年架橋だそうです。
優雅なアーチ橋ですが手すり欄干街灯は洋風で江戸城の佇まいとはちょっとちぐはく?
まあ、江戸幕府を否定した明治政府ですから近代化の象徴的なものを作りたかったのかも。
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奥に見えるのは富士見矢倉、三層の櫓で天守閣が振り袖大火で消失後天守の代わりになったとか。
満々と水をたたえた堀の風景と白壁はまことに美しいです。

ここは外国の観光客の密度が高く、中国、韓国、タイ、マレーシア、フランス、アメリカ、
その他多数の言語が飛び交っていました。

二重橋を後にして坂下橋、桔梗門橋を経て大手門橋へ。

大手門から東御苑へと向かいます。