我々のチームは1月を新年度としています。
以前は3月だったんですが3月末に演奏会があり、
その練習でバタバタするため総会を開く事に支障が出る場合がありました。
今は人数も減り、あまり気にせずともよさそうです・・・。
さて、棚卸しもあり、7人「も」集まりましたが練習に残ったのは6人、
先週に続き基礎打ちとして下拍子・上拍子を締め太鼓と長胴太鼓のセットで行いました。
太鼓を複数人数で打つ時、音が揃っていないと打っている方も観ている方も気持ち悪い。
音が揃わない原因は一人一人が同じテンポをキープできないから。
基本の一定のテンポを無視して勝手に打っちゃうから当然乱れます。
細かいフレーズに移行したり、演奏になるとどうしても早くなります。
これは自然な事なんですが、そこを絶対的なテンポ感で打つ事が必要。
そのために1・2・3・4という拍を一定のテンポで刻めるようになる事が求められます。
棚卸しで、以前寄付したストロボが出て来たので、これを使ってみました。
メトロノームは音でテンポを掴みますが、太鼓の音でかき消されてしまいます。
ストロボは光で認識できるので太鼓の音には左右されません。
1秒周期で発光するのでそれに合わせて打ってみます。
ところが、これがとっても難しい。
見て、あるいは聞いてそれにテンポを合わせようとしても微妙なズレが生じます。
1秒の周期を自分の感覚に取り込み、自分の脳が発信しないと絶対と言っていい程合いません。
そこで思ったのが絶対音感ならぬ「絶対時感」。
絶対時感とは時間の長さを感じ取る感覚という意味の造語です。
以前からこれを鍛える事はやっていましたが、たとえば電車に乗っている時、
スマホのストップウォッチ画面でスタートボタンを押し、
画面は見ずに自分で秒数をカウントします。
1秒の時間の長さがどれくらいなのかを感覚的に養う。
また、寝る前にも同じ事をやっています。
寝室の時計は100円ショップで買って来たもの、
そのために昔ながらのカッチカッチという音が「よく」聴こえます。
この音を数えながら太鼓のフレーズを頭の中で唱えたり、ソロフレーズを考えたり。
また駅まで歩いて行く時に60秒毎に秒数を数え、それが実数に近いかどうかとか。
そんな感覚をチームのメンバーにも養って欲しいと思っていろいろ試してます。
最近は参加人数が少なく、いろいろ実験がしやすいのでこれを機会に思いついた事を試してます。
とにもかくにも絶対的なテンポをキープする力、これを身につけて欲しいと思います。
テンポに乗って回し打ちをやる楽しさ、味わえるようになって欲しい。
(これって八丈太鼓のスピリットだと思っています。)
太鼓は楽しく打つ、最初で最終的な目標。